人気オンラインサロンで学んだ?噛むことの魔術2

健康

硬い食物を敬遠する現代人

前回https://shinichiro-ishida.com/yokukamukotogadaiji/

の続きになるが、こんなブログを書けるようになったのは、ここでの学びによる。

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つまり、このブログはアウトプットを兼ねているということになるが、話を元に戻そう

硬い食物を敬遠する現代人
現代人は硬い食べ物を好まなくなってしまっている。硬い、しわい、「肉」など人気がない。グルメ番組では役者やコメンテーター達がことごとく、「このお肉柔らかーいとけちゃいそう!!」と、柔らかい肉を激賞する。石のように硬い「北海焼きスルメ等」は人気がなく、スルメまで味付け加工され柔らかくなっている始末だ。コシヒカリの白米も、柔らかくホクホクだ。こんなのばかり食べていたら硬い玄米等などとても食べられなくなってしまう。

その反対にコンビニ、スーパーに行くと、スナック菓子やファストフード、ジャンクフード、ヨーグルト、などの軟食が所狭しと陳列してある。しかも大量の砂糖と、化学調味料を使用して妙に美味しく習慣性を持つ。こんな食物などはよく噛む必要がなく、すぐ飲み込むようになる。

現代っ子は知らないだろうが、昔のおやつはスルメ、メザシ、コンブ、鰹節、干しワカメなど、硬いモノが一杯あった。今はスイーツと呼ぶが、ケーキがおやつに出されるのは、かなり上流家庭でしかなかったことだ。このような軟食時代の世相の中で、よく噛み咀嚼して飲み込む習慣をつけるにはちょっとした努力がいる。

昔の日本人はよく噛んでを食べていた

半世紀前の食事内容は現代より硬いものを食していたが、それでも弥生時代と比較したらまだましだという結果が出ている。実験で、弥生時代、平安時代、江戸時代、戦前、現代のそれぞれの時代の食事を再現し、20歳代の学生に食べてもらい、それぞれの咀嚼回数と食事時間を測定した。

その結果は、弥生時代・・・3990回51分、平安時代・・・1366回31分、鎌倉時代・・・2654回29分、江戸時代・・・1465回22分、昭和10年・・・1420回22分、現代・・・620回11分、となった。

いかがであろうか。現代人の咀嚼回数は現代人の1/6、食事時間は1/5という結果となった。

どれだけ現代人は噛む回数が減ったかということが分かる。実験に参加した学生は、あまりにも多くの回数を噛むことにより、日頃使わない顎と筋肉を急激に使うことになってしまい、遂には「顎関節症」になった人もいたというから笑える。全員が顎がだるいとコメントしたという。それだけ、噛まないと飲み込めない硬い食物であったということでもある。

では現代日本人の平均咀嚼回数は何回か?というと10.5回だ。平均だから、噛まない人は、早食い選手権の如く2~3回噛んだら飲み込む。通常「30回噛め!!」と教えるので、はるかに低い数字になっている。

そして、肥満傾向の人は、この噛まない早食い癖が顕著に見られるという傾向がある。「肥満」と「噛まない」という食事習慣は相関関係が成り立ち、この最強のタッグが、メタボと不健康を作り出しているのである。そして元をたどれば、家庭での”噛むしつけ”の消滅と飽食・軟食時代の到来がシナジー効果となり、日本人の肥満率を上昇させているのである。

「噛む」という行為は、顔の筋肉を動かし、細胞に物理的力を加えるほか、歯を使って食物を細かく砕き、唾液と混ぜるなどの複雑な作業を同時に行っている。このような複雑な動きから、「卑弥呼の歯はいーぜ」という驚くべき効用が生み出されている。

前回に配信した「腸の健康」にも、「噛む」ことは100%連動しており、腸の健康は「噛む」ことにより、善玉菌を増やす働きをするのである。よって、今回テーマとしている「噛む」は腸の健康を補完する「教え」でもある。「腸の健康維持」と「よく噛んで食べる」はセットで捉える必要がある。

唾液の効能を知ればよく噛んで食べる以外ない

「よく噛んで食べる」には、もう一つ、とてつもない効能が隠されている。

それは「唾液」を大量に分泌することである!!

よく噛むことにより「唾液」の大量の分泌を促す。それは噛まない人と比較すると10倍も違う。
唾液中には、人体に有用な成分がたくさん含まれている。どんな成分かというと、細菌に抵抗する成分、消化を助ける成分、味を良くする成分、血管や胃などの細胞を増やす成分、虫歯を予防する成分、発がん物質を抑止する成分、口臭を防ぐ成分、傷を治す成分などで、噛むことにより分泌される「唾液」は、体の機能を高めてくれる妙薬であるし、病気を予防してくれる万能薬でもある。

よって日々、唾液をたっぷりと「飲む」ことが健康生活に直結する。そのためには「よく噛んで食事」をする以外、大量に飲む事は出来ない。

しかし、「よく噛んで食べる」ことを家庭で教育する習慣がなくなってしまいつつある。そればかりか、近頃は虫歯菌が移るので、親が食物を「クチャクチャ咀嚼」して幼児に食べ与える伝統的な食べさせ方を否定するような、過剰な衛生主義者が跋扈し、その行為を躊躇する親も多いと聞くが、唾液の効用と、更には幼児期の腸内環境を形成するのに大切な菌の親から子への伝達を考えれば、プラスが圧倒する。

唾液の効能については、別途述べたいと思うので、話を戻す。

よく噛むことにより肥満防止になる

深酒をしたら満腹中枢がアルコールの成分により馬鹿になり、正常に作動しなくなることにより大食いをしてしまうことが往々にしてよくある。そして深夜の食事は確実に肥満に繋がることになる。しかし、それを防止する方法があるのだ。「よく噛む」ことによって、満腹中枢を刺激するので「お腹いっぱーい」という感覚が生まれ、食べ過ぎを防止するのである。

逆によく噛まないと満腹中枢は作動しない。だからこそファストフードやジャンクフード等を、腹が膨れるほど食べても、何故か満腹感覚がなくひたすら食べ続けてしまうことになるという現象がおきる。それはよく噛む必要のない軟らかい食物なので、噛まずに次々と飲み込むことが出来るからだ。

専門用語を使って説明すると、「噛む」ことによって「神経性スタミン」という物質が生成され、その物質が作動することにより満腹中枢を活性化する。それによって食べ過ぎを防止するように神様は作られている。これは多くの研究者により確認されていることである。

大事なところなのでもう少し掘り下げてみよう。

「噛む」という行為により、肝臓や筋肉に貯蔵されている糖分(グリコーゲン)が血液中に放出され、血糖値が上がる。この信号が脳に届くと、満腹感を作り出す様々な物質が増えて、脳の満腹中枢を活性化し、食べ過ぎをストップさせてくれるという仕組みになっている。神様が創った肉体は、完璧なプログラミングをされている。お見事としか言いようがない。

食べることにより、血液に糖分が混入し、そのことにより空腹感を解消するのだが、ここでは「噛む」という行為をするだけでも、満腹中枢を刺激し「神経スタミン」を代表とする満腹感を作り出す物質を増やすということを知っておくべきである。

それと、もう一つ。

よく噛んで食べるということは、すなわち時間を掛けて食べるということでもある。そして時間を掛けて食べることにより、血糖値の急上昇は起こらなくなる。「よく噛んで食べる」と血糖値は徐々に上昇し、神経性スタミンが分泌され。満腹中枢が刺激され満腹感が広がり大食いにならなくなる。そのような効用がある。

【続く】

尚、自分も学びたいという方には、ここにリンクを貼っておく。個別に、連絡いただければ、ここでの授業料を初月から0またはプラスにしていく技も伝授させていただく。

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自分のブログをXで共有なんて技?もここで覚えたので披露しちゃいますw

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尚、このようなブログや何か、自分も学びたいということであれば、ココはマジで元が取れるである。

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